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Matsuo Basho 1644~1694

The only substantial
collection in English
of Basho's renku, tanka,
letters and spoken word
along with his haiku, travel
journals, and essays.

The only poet in old-time
literature who paid attention with praise
to ordinary women, children, and teenagers
in hundreds of poems

Hundreds upon hundreds of Basho works
(mostly renku)about women, children,
teenagers, friendship, compassion, love.

These are resources we can use to better
understand ourselves and humanity.

Interesting and heartfelt
(not scholarly and boring)
for anyone concerned with
humanity.


“An astonishing range of
social subject matter and
compassionate intuition”


"The primordial power
of the feminine emanating
from Basho's poetry"


Hopeful, life-affirming
messages from one of
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Through his letters,
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and discover Basho's
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Quotations from Basho Prose


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Home  >  Topics  >  芭蕉について日本語の論文  >  J-04


芭蕉から 羽紅婦人宛の 手紙二通



Legend:
Words of Basho in bold
Words of other poets not bold

芭蕉から

羽紅婦人宛の

手紙二通

ジェフ ロビンス 著

坂田 祥子 訳・補

芭蕉の詞は太字にしています

羽紅の実際の名前はとめである。

メリーカセットの

Goodnight Hug

 

羽紅の実際の名前はとめである。

羽紅は、尼としての名前でよく知られて

いる。

彼女は京都の四十代の医者の凡兆と結婚

す。

羽紅は当時二十代であったと言われてい

る。

彼らの家での様子は以下の逸話にちらり

と見ることができる―ある凍えそうな雪

の夜、凡兆が十二歳の下僕の男の子を引

き連れて句会に行こうと家を出ようとし

ている場面である。羽紅が声をかけた。

一七世紀のあるフェミニストの俳句であ

る。

羽紅は凡兆に自分の強さを示しておどし

ている。「凡兆は、びっくり仰天し、

一人で出かけた」と言っているようだ。

その時代の男性儒学者による

 

夜の

 

羽紅は、尼としての名前でよく知られて

いる。

彼女は京都の四十代の医者の凡兆と結婚

す。

羽紅は当時二十代であったと言われてい

る。

彼らの家での様子は以下の逸話にちらり

と見ることができる―ある凍えそうな雪

の夜、凡兆が十二歳の下僕の男の子を引

き連れて句会に行こうと家を出ようとし

ている場面である。羽紅が声をかけた。

一七世紀のあるフェミニストの俳句であ

る。

羽紅は凡兆に自分の強さを示しておどし

ている。「凡兆は、びっくり仰天し、

一人で出かけた」と言っているようだ。

その時代の男性儒学者による

な「和俗童子訓」 には

「凡そ婦人の道は、人に従ふにあり。…

それ婦人は夫を以って天とす。夫をあな

どる事、かへすがへす、あるぺからず、

夫をあなどりそむきて、夫より、いかり

せめらるるにいたるは、是婦人の不徳の

はなはだしきにて、大なるはぢ也」とあ

る。 このナンセンス

に対して、羽紅は 「私のことじ

ゃないわ!」と言ったのだ。

(一六九〇年九月下旬頃、羽紅宛書簡)

此ほどは加生老・去来御みまひ、

御たいぎながらゆるゆると名残りををし

み、

よろこびかぎりなくぞんじまいらせ候。

ふゆのうちは山ふかき方へかくれまいら

せ候。春になり候ひてまたまた御めにか

かり申すべく候。ながながの御なさけど

もわすれがたきのみ、申しつくしがたく

候。

着る物どもよろしく御こしらへ、さむく

も御ざあるまじく候。御きづかい成さる

まじく候。

御ぶじに春を御まちなさるべく候。

 

(現代語訳)

この度は加生老・去来におみまいいただ

ご大儀ではありましたが、二人とゆっく

り名残を惜しみこのうえもないよろこび

でございました。冬の間は山深くに隠れ

ておりますが、また春になりましたらお

目にかかれるだろうと存じます。長い間

のお情けを忘れがたいばかりで、何とも

申しようがありません。

着る物なども大変よくこしらええていた

だきまったく寒くもないことでございま

しょう。お気遣いならさないようにして

ください。

ご無事に春を迎えられるようお待ちにな

っておいてください。

安居正浩氏が述べる

「多くの男性が漢字を多用するような

場面でも、ひらがなが多用されているの

は、

芭蕉の女性宛の手紙のもう一つの

フェミニンな特質である。

男性への手紙には見せなかった

やさしさ、人間味が見える。

世話になった女性に頭が上がらな

 

いという風を見える」

芭蕉はこの夏京都で一八日間過ごし、

羽紅、凡兆宅で滞在しました

(手紙に入っている芭蕉の短歌)

おともさまにまいる

この短歌は羽紅に対する私的なメッセー

ジだと思える。「たぎるらん」は、毎晩お

茶がたぎっている「だろう」となる。今

氏は最初の二行について芭蕉の意図を

「やや寒の晩秋の夜の羽紅宅の茶室で茶

釜の湯が煮えたぎっている安らかな生活

ぶりを思いやり…」と詳述している。

その生活様式が安定しているので、羽紅

は毎晩茶室で、正式かつ心落ち着く作法

で茶をいれる時間と心のゆとりを持って

いる。

凡兆と羽紅は芭蕉と同じ部屋で(別

 

の布団に)共に寝たということが分かる。

洗練された家庭においては、招かれ

た客が自分自身の布団や枕を上げ下ろし

することは皆無である。それは常に家庭

の妻が客が風呂に入っている間に行う役

目である。芭蕉が寝ようと部屋に入った

とき、羽紅が夫婦の布団と枕に並べて自

分の布団を敷いているの見て気に入った

ようだ。さて、茶室の風流と三つ並べら

れた枕について芭蕉は謝辞を述べる。上

二行の暖かさが、下三行の親しみに注ぎ

込まれている。

一六八八年の暮れ、

羽紅はある句を詠んでいる:

子はもたず

何をおもうや

としのくれ

これからすると、一六八九年まで羽紅は

妊娠していなかった。句の中で、彼女は

 

子を待ち望んでいる女性の不安感を描写

 

しかし、これは男性的な一句であるが、

対して「よひよひは」も「初しもや」も、

どちらもきわめて女性的である。

(手紙のつずき)

さいどの、おとなしく御なり候はんと

ぞんじまいらせそろ。

めでたくかしく

ばせ

短歌といっしょにしたためた手紙の追伸

では、芭蕉は羽紅の娘を「てい」と呼ん

でいる。腰当てを送った手紙では、羽紅

は娘の名前を正しく「さい」と使ってい

たに違いない。 それで、この返信で

芭蕉もきちんと書いた ようだ。

もし当時、その子が初めて誕生日を迎え

るあたりだったなら、この一年はちょう

ど「魔の2歳」といわれるような、起き

ている間中、子どもがママから自立しよ

うと躍起になる期間に突入していただろ

う。芭蕉は「さいちゃんがおとなしくな

っているだろうなあ」と言う。今日でも

日本女性は2,3歳ごろの子には全く同

じことを言う、「おとなしくなったでしょ

 

う」と。

(羽紅宛書簡、追伸)

智月へ御ことづて、忝がられ候。

しほらしき御心ざし、

かへすがへすにて候。

智月もかんじ入り申され候。

(現代語訳)

智月へのことづてについて、

かたじけなく思っていらっしゃるようで

す。

しおらしい、おこころざしはかえすがえ

すのことです。智月もすっかり感心して

いらっしゃいます。

芭蕉はこの手紙を膳所にいるときに書

いている。智月は芭蕉に、羽紅に手紙を

もらったことを伝えたに違いない。

ある人はこれらのことばは単なる

「ふつうの」感謝の表現だというかもし

れないが私には女性の優しさと、また女

性同士の固い絆を普遍的に表明している

ように思われるのである。芭蕉が主要な

女弟子たち






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